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やはり業績回復せず。
ステーキ専門店いきなりステーキが
年末年始にかけて多くの店を畳むと発表した。
以前いきなりステーキの状況については以下の記事で紹介しました。
社長の張り紙でのお願いもむなしく、
特に
需要面で、客数が戻らないで閉店加速
です。
・既存店(2019年10月実績)
・売上は前年同月比40%以上減少
・客数も前年同月比40%以上減少
よって、
売上減少の要因は客数減少
です。
では
なぜ客数の減少がおきているのでしょうか?
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それは当たり前ですが
以前より求める顧客が減ったということです。
いぜんは魅力があったのかもしれませんが
もういいかな。
もういかなくなった。飽きた。
そういう方が増えたのです。
新規ユーザーも伸びず
リピートユーザーの減少です。
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■他の外食比べると高価格帯
外食は非常に競争が激しい業界です。
ステーキレストランとして客単価2500-3000円は安いのかもしれません
が他の外食からみるとやはり2-3倍は高いのです。
当たり前ですが、私の好きな吉野家の牛丼でいえば5倍です。
であるならばその単価に見合った価値を
提示しなくてはいけないのですが
ステーキにしては安い、だけでは
もういちど「いきなりステーキ」に行こう、
食べようにつながらないようです。
一度食べたら満足、二度はいかなくてはいいかな、
それほどの価値はない、ということです。
■増税のタイミングで価格敏感な消費者の選別も
また、10月から消費増税があり
例えば1000円のお弁当を
店舗で食べると10%持ち帰りで8%なので
2%違い、20円を節約しているときに、
客単価2500円はなかなか手がでないのではないでしょうか。
いずれにしても価格に敏感になることが
分かっていた状況で有効な対策が取られなかったということは確かです。
また、
供給面では
既存店との地域バランスを考えない出店で
加盟店同士のカニバリも発生し供給過剰であることもいなめません。
これは、企業のあるあるですが、
新規出店部門、店舗運営部門とわかれており
新規出店だけで評価されるメンバーが出店数を競い
企業全体として整合性がとれないという状況では。
組織運営、経営管理の成熟度が低い会社に見られる傾向です。
結果、
現時点で需要が減退するなか、出店調整している状態ですので、
どこで下げ止まるのか底が見えない状態です。
需要がもどらないのであればさらに店舗閉鎖をすることも
充分あるのではとみています。
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今後、グループ全体への影響も
いきなりステーキは
ペッパーフードサービスの収益の柱ですので
いきなりステーキが有効な対策を打てなければ
ペッパーフードサービスにも大きなマイナスインパクトありそうです。
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